ダメな税理士の特徴

お客さんに対して上から目線で態度が悪い税理士に関しては避けた方が良いでしょう。お客さん側が脱税をしたがっているとか、そういったときに注意してくれる税理士は問題ないのですが、普段の対応からして横柄な場合には、長く付き合っていく中ではストレスを感じるでしょうし、相談しにくくなってしまうので契約をしない方が良いのではないでしょうか。まともに相談をできないのであれば、何のために毎月の顧問料を支払っているのか、理解できなくなることでしょう。

税法の専門家である税理士は、その内容をかみ砕いて、わかりやすくした上でお客さんに伝えるべきです。これができずに難しい用語ばかり使われてしまうと、お客さんとしては、説明内容をよく理解しないままに納得せざるを得なくなります。

レスポンスが遅い税理士も問題です。電話をしてもいつもつながらないとか、メールを送った後に何営業日も返信がないとか、こういうだらしないところのある税理士はやめておいた方が良いでしょう。レスポンスが遅いということは、どこかさぼる癖があるのかもしれないということであり、書類作成なども遅れ遅れになってしまい、最終的には顧問先様が損してしまう結果になりかねませんね。ひどい例ですが、2度ほど聞いたことがあるのは「確定申告を依頼した税理士が、確定申告書を確定申告期限までに完成させず、ほったらかしにされた」という事例です。しかも忘れていたのではなく、間に合わなかったと伝えてきたということですので、少し驚いてしまいました。実際には、こんなことが起きることもあるんですね。

生命保険や損害保険は上手に使うと会社にとってメリットのあるものです。そのため、多くの税理士事務所は生命保険等を取り扱っていますし、それはお客さんのためを思ってのことと言えるでしょう。ただ、生命保険契約を獲得すると多額の手数料が税理士事務所に振り込まれますので、悪質な税理士の場合には不必要な生命保険契約を迫ることがあるようです。月次の面談でいつも生命保険の話ばかりをしてきたり、保険に加入するつもりはないと言っても強引に何度も営業してきたり、断ったら機嫌が悪くなるような税理士は絶対に避けましょう。これはもうお客さんの事ではなくて、自分の税理士事務所の利益中心に物事を捉えているということですので。

税理士に仕事の依頼をした場合には、最初の段階で料金が分かった方が良いでしょう。しかし中には、仕事の依頼を受けて、それが完了してから値段の連絡をしてくるところがあり、しかもそれが想定外に高額であるという場合もあるでしょう。このように後から料金を提示してくる税理士事務所も危険かなと思います。税理士業の特徴としては、実際に仕事をしてみないとどのくらいの処理量があるのか、どのくらいの時間がかかるのかはわからない部分はあります。しかし、ある程度の概算は伝えるべきであり、せめて「基本的にはいくらがかかり、あとは記帳代行料がボリュームに応じてかかりますがおそらく〇〇円くらいになるでしょう」というのは事前に伝えて欲しいですよね。

こちらのページではダメな税理士の特徴を書かせていただきましたが、あくまでもこういった税理士事務所（会計事務所）は一部であり、ほとんどの税理士事務所の人達は全力でお客様をサポートしようと考えています。自分の業界のことをほめるのも良くないかもしれませんが、顧客志向が強い人がそろっている業界であるとは思っておりますので。その点はご理解された上で、上記情報をご参考としていただければと存じます。