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(Open Up's安藤宏和氏のコラムもあり)

 

こんにちは!いよいよ、確定申告の時期を迎え、税理士事務所、会計事務所も忙しくなってきているところです。

 

 

税理士事務所センチュリーパートナーズの税務経営メルマガを送信いたします。

今日は、OPEN UP'Sの安藤宏和さんのコラムを通じて、一人独立のリスク、サラリーマンのリスクなどに関して触れています。安藤宏和さんは、OPEN UP'Sという会において、若者の海外進出を支援する活動をされています。

当事務所も多くの一人独立される方のバックアップをさせていただいておりますので、疑問点などがございましたら、お気軽にご質問ください。念のため、「メルマガバックナンバー読みました」とおっしゃっていただけると助かります。

 

今回は、税務とは少し離れており、目次は下記のとおりです。

発行回数が少ない分、長文なのが税務経営メルマガの特徴なのですが、是非我慢強くお読みいただければ、どこかでお役に立つものと思います。

 

【目次】

1 ”ひとり社長”のリスクマネジメント(Open Up‘s 副会長 安藤宏和氏より)

2 経営者になるって難しくない

3 個人のお金の考え方-1万円には1万5千円の価値がある-

【本文】

1 ”ひとり社長”のリスクマネジメント【Open Up‘s 副会長 ファイナンシャルプランナー安藤宏和氏

 当メールマガジンの読者でもあり、「Open Up‘s」という若手のアジア進出をサポートする組織の副会長である安藤氏が、ひとり社長のリスクマネジメントに関して寄稿してくださいました。まだ20代の若い方なのですが、非常に本質を得た素晴らしい内容です。 増税により日本の税収が増えようとも、国債の返済は困難です。私は、基本的に経済予測はあてにしませんが、1つだけ信じていることがあります。それは、「必ず大幅なインフレが起こり、30年後の物価は大分上昇している」ということです。そのような時代に備えて、外貨に分散して資産を残しておくというのは、リスクマネジメントとして有効です。以下、コラムです。


『"ひとり社長"のリスクマネジメント』

Open Up‘s  副会長

ファイナンシャルプランナー

安藤宏和 氏   

   

最後に頼れるのは己だけ。"ひとり社長"は見えないリスクを抱えている! 

中小企業経営者・個人事業主・社会起業家といった"ひとり社長"が、自らのビジネスを継続していく上でどんなリスクが潜んでいるのでしょうか?それは、いわゆる普通のサラリーマンとは大きく異なります。

例えば交通事故や脳卒中など、突発的な事故・病気に見舞われて就業不能となったケースを考えてみましょう。

サラリーマンであれば健康保険組合や共済組合の傷病給付制度により月収の3分の2程度の給付金をなんと1年半まで受け取ることができます。年収600万円の場合なら、1年間就業不能でも年収400万円が保証されるのです。さらに、有給休暇やそれ以外の給与補填を行う企業も多くあります。

対して"ひとり社長"は国民健康保険で傷病給付制度なし、もちろん有給休暇もなしで、得られる公的保障はほとんどありません。脳卒中患者の平均入院日数は約100日。後遺症が残れば1年間就業不能となる可能性が十分にあるでしょう。そうなれば、"ひとり社長"の収入はほぼ「ゼロ」です。1年間就業不能となった"ひとり社長"が、事前の対策なしで事業の存続ができるでしょうか?これは、ほとんどの"ひとり社長"がなんとなく認識していることかもしれませんが、「自分の身は自分で守る必要がある」ということなのです。

 

"Japan Risk" 

"ひとり社長"はもう一つ、大きな「見えないリスク」を抱えています!それは、"Japan Risk"です。

なお、これから触れる内容は経済界でも激しい議論がなされており、多くの説が存在する極めて重大な問題です。以下はあくまでも私の私見であることを、予めご了承ください。

あなたは、日本の借金の累計額を知っていますか?ここでは詳しいデータと出展は省きますが、国債残高768兆円と借入金・政府短期証券・保証債務の累計は1,000兆円超。GDP比200%超で、先進国の中でも最悪の水準を近年キープし続けています。

これによりどんなことが起こりうるか、それは「借金返済が滞る(=デフォルト)」ことによる「信用不安から国債価格が暴落」「金利の暴騰」「ハイパーインフレ」、そして日本円の暴落と経済の大混乱という事態です。

これには「大幅な消費増税の余地があるから問題ない」とか「日銀に国債を引き受けさせれば良い」といった過激な意見がありますが、そこに議論する価値はないでしょう。ただ、「世界の最大債権国である日本にとって危機的水準ではない」「国債の大半が国内で保有されているため資本逃避のリスクは低い」といった観点から見れば、確かにかならずしも、今にもデフォルトすることはないかもしれません。

しかしながら、どちらの説も「100%」と言い切ることができるでしょうか。そもそも、長期的な景気低迷・少子高齢化など様々な問題を抱える日本に、依存してはいけないと思いませんか?そうは言っても、私は日本が大好きです。だからこそ、母国に依存せず、第三者目線を持ってリスクマネジメントを行い、「自分の身は自分で守る」自律性を持ちながら、日本再建のために死力を尽くしたほうが健全だと考えるのです。幕末の志士たちがそうであったように。

第三者目線を持ったリスクマネジメントの手法として、私は「分散投資」をお勧めしています。これは、私たちが通常保有している資産を日本円だけに集中せず、米ドルなどの外貨や、金・プラチナといった商品に「資産を分散する」ということです。万が一、日本円が信用不安で大暴落しても、その時に保有していた日本円以外の資産を頼りに日常生活・ビジネスの危機を乗り越え、まさに日本再建へ新たなスタートを切るということが可能となるのです。

"ひとり社長"には守ってくれる自分の会社などありません。そんな"ひとり社長"だからこそ、自らのリスクマネジメントで、未曾有の危機にも自らの力で耐えうることが可能であると考えます!様々な手法がありますが、ぜひ「日本に依存しない、自律性のある分散投資」を実践していただけたらと思います。もちろん、投資経験の少ない方は、先に専門家に相談してみることをお勧めしますが。

 

有能な経営者は機を逃さずに決断する! 

このように、"ひとり社長"はサラリーマンとは異なる大きなリスクを抱えていることがお分かりになったかと思います。しかし、これらもしっかりとした対策を建てれば恐れることはありません。皆さんが十分なリスクマネジメントを実践することで、永続的にビジネスの成功を収めることができると、確信しています。

"ひとり社長"は自らの未来を自らの手で切り開く「経営者」。有能な経営者ほど決断力に長け、機を逃さないものです。もし「確かに、よく考えておくべきことだ」と思ったらなら、その時がタイミング!専門家に相談し、機を逃さずに実践してみましょう。

 

open up's安藤宏和氏コラムはここまで

 


 

2 経営者になるのって難しくない

 「自分で経営しているなんてすごいですね?」、これは経営者なら誰もが言われたことがある言葉だと思います。でも、経営者になるのはそんなに難しくありません。正直、会社はそんなにお金をかけずに設立できますし(少し税金は払わなくてはなりません)、個人事業主なら1円もかかりません。すぐに、一人社長、一人独立ができることになります。

 

 勤務時代と同じ職種で独立するのであれば、ノウハウもたまってますし、運がよければ前職からお客さんがついてきてくれるかもしれません。あとは、病気になったときのリスクヘッジなどをしておけば、何とかなります。売上を上げるのは大変ですし、一人独立をされる方の一番の心配事なのですが、これも開業してしまうと意外と何とかなります。経営者に一定のリスクがあることは間違いないので、資産を守りながら戦う必要がありますが。

 

※ちなみに、サイドビジネスとしてまずは独立する場合は下記のページをご参照になさってください。サイドビジネスをするなら知っておきたい、マイナンバーと副業のばれない方法について詳しく書かれたページをご覧ください。

 

 

 さて、サラリーマンはどうでしょうか?リスクありませんか?既にサラリーマンでいることのリスクも大きい時代になってきたと考えています。シャープのような世界規模の企業でも短い期間で危機にさらされる時代です。

 

 

給料からお金をためて、一定額貯まるとそれを頭金にして流行のフラット35で住宅ローンを組んで、じっくり返済して、それが終わるころには退職なので、退職金で老後は安定した生活をなんて。。。う〜ん、この一般的な計画は、ちょっと難しいのではないかと思います。まず、35年かけてローンを返済するということ自体、危なっかしいのですが。退職金も出るかわかりませんね。

 

「では、サラリーマンの最大のリスクヘッジって何?」となりますよね。それはもう、「自分の仕事の専門性をひたすら高める」、ここに尽きると思います。倒産やリストラがあったり、定年退職後した後に、自分で一人独立し、稼げるということが重要なのではないでしょうか。サラリーマンのような給与所得者であっても、一人独立をしたときのためにしっかり牙を研いでおいてくださいね。

 

3 個人のお金の考え方 -1万円には1万5千円の価値がある-

 これは簡単なお話ですが、住宅ローンをされる方にはお役に立つお金の価値のお話です。今手元にあるお金の価値は、使い方によって異なります。

 

たとえば、1万円があるとし、その1万円で物を消費したとします。すると、その1万円は、まさに1万円の価値をもたらしてくれたといえます。

 

では、1万円を使うのを我慢し、1年後に住宅ローンの頭金にしたとするとどうでしょう?住宅ローンは何十年も支払い続けますが、利息を考えると、ローン金額の1.5~2倍くらいは支払わなければいけないことになります。つまり、1万円の頭金を多く入れるということは、支払総額が1万5千円は少なくなるということです。会計の世界では、現在のお金は将来的には現在の金額以上の価値があるという考え方を「割引現在価値」というものに基づいて表現できますが、この考え方は非常に複雑であり、小難しい話になるのでここでは省略します。

 

このように考えると、住宅ローンを組むまでの若い年齢の時点で、生涯のお金の余裕にかなりの差がついてしまうということです。普段は意識しませんが、よくよく考えると怖ろしい話です。

 

自営業の方は、そのお金を事業に投資してさらに利益を生むという考え方が大きいため当てはまらないのですが、サラリーマンの方はここでなかなか取り返しのつかない大きな差がついてしまうように思います。

 

今回は、安藤宏和Open Up's副会長のコラムでひとり社長、ひとり独立のリスクを確認するとともに、サラリーマンのリスクヘッジに関しても述べさせていただきました。

 

税理士のメルマガなのに税金・会計のお話は皆無でしたが、今後はしっかり絡めていきますので、ご容赦ください。

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